mugi_choco’s blog

ビクトリーな6人を日々愛でる

『君が人生の時』

 

 

 

お久しぶりです!ちょこです。

 

『君が人生の時』0619,0624 in 新国立劇場

 

今回は(やっと)私が感じたあれやこれやを書き留めようと思います。(期末テストでずるずる引き延ばし)

 

最寄りの初台駅から直結してる国立劇場に足を踏み入れると、看板があちらこちらにあって、柱が沢山あって、なんか庭みたいな池があってとても興奮(田舎民)石造りが基調とされていてさすが国立。やっぱり舞台っていいな。私服選ぶ時に坂本くんの担当色要らないなぁなんて思って赤いスカートを履いていたのも束の間、2回目に行った時は一切意識してないのに青色のスカート履いてた。(自分が)怖い。中も厳粛した雰囲気というか例の私の好きな匂いがしました(匂いフェチ)。フライヤーゲットしていざ2階へ。TTTの時よりキャパは広いものの、いや、TTTが狭すぎたという方が正しいんだけど新劇も結構狭い。ここでの観劇は初めてだったから1階やオペラ劇場と比べられないのは残念だけど結構近い。通路挟んで左手側の席に着いていざ開演。

 

 

「君の夢は何?」

 

時代は第二次世界大戦が開戦した1939年。サンフランシスコの波止場にある「ニックの酒場」。西海岸っていうのが結構内容にも反映されてて、場面転換の時に遠くから船の汽笛の音が聴こえてきたり、のちのち海岸をドライブしたりする(回想)シーンがあったり。1939年10月のある日の昼下がりと夜、ニックの酒場で毎日のようにワインを嗜むジョー(坂本昌行)を見た(見てしまった)。何だろう、ダンディな男性っていうのかな。静かに、何かを背負っている風格、貫禄。ずっと座ってる。とにかく座ってる。ファンが期待してるその脚(の長さ)を早く見せておくれ。

「トム!」(正確には「トォム!!!」)と呼ばれて出てきた小柄な青年(橋本淳)はジョーの召し使い(?)所謂使いっパシリ。どこか抜けててお茶目。若いっていいなあ(    )「やあアニキ!!(元気?僕は元気!みたいな体操のお兄さんノリ)」憎めない役ってこういうキャラしてるよね。

そしてなんといってもニックの酒場の経営者ニック(丸山智己)!!!いやめっちゃ好き渋い男前。。。酔わせる声をしてらっしゃる、、自担である岡田准一出演映画「SP 野望編」でトラックの荷台の上であの格闘を見た時の衝撃よ、岡田さんに負けてなかったよ。

ビール注いでほしいよ(未成年)。

アメリカ合衆国って移民が多くてたくさんの人が居る多国籍国家だから、他にもいろんな人が居たなあ。性格や自分の持っているものの∞さ!酒場の端っこ(左端)にあった小さなステージでは世界に笑いを振りまきたい大きな夢を持ったお笑い人間ハリー(RON×Ⅱ)やお腹を空かせて仕事を探しにやってきたウィスリー(かみむら周平)が秘めた才能を発揮したりと見ていて飽きさせない場面展開。

なにより私が今回の舞台で期待していたのは、元宝塚歌劇団の方がいるということ!元とはいえ、あの有名で高雅で美しい宝塚の演技をこの目で見れる日が来るとは、、。予想よりも斜め上をいかれた。ケータイの画像でみた、始まる前のパンフレットで見た、笑顔が素敵で可愛らしい野々すみ花さんと別人だった。(当たり前ですねごめんなさい)舞台上では野々すみ花じゃない!役(キティデュヴァル)そのもの!立ち振る舞いや強い口調、泣き顔、儚さや美しさを兼ね備えたキティ。生物(なまもの)ってやっぱりいい!度も見たくなる!テレビじゃ味わえない至福の時がそこにはありました。

小見出しで書いたんだけど「君の夢は何?」っていうセリフはジョーがキティに言い放った言葉。キティの応えは「家庭」。結婚して子供を産んで大きなお屋敷に住んで大きな庭で本を読む。日常の囁かな幸せ。私ってめぐまれてるなぁって改めて思った。朝昼晩当たり前のようにご飯を食べて、夜は暖かい布団で寝ることが出来て、知識を身に付ける為に学校へも行ってる。朝ごはんまたこれ?あぁテストだるい学校だるい、って言ってる中で、温かいご飯を食べられない、戦地の朝目が覚めてまず思うことが「今日も生きててよかった」、学校そのものがなくて自分の住んでいる場所が世界地図のどこにあるかなんて分からない子供たちが居る中で、私ってすごい幸せなんだなって。すごく感謝。犠牲のものの中に私たちが居る現実を今の時代の人たちは少し軽視してるんじゃないか。今この瞬間が大切。夢を持つことは今生きる為に必要な事なのかもしれないって強く思った。私の夢は何だろう。やりたいこととは何だろう?改めて考える時期に今いるんだよなぁ。

そういえばキティの放った言葉で印象的なのがあった。ニックがキティを侮辱(?)するような言葉を投げかけると「このッ敗者野郎〜!!!!」って腹の底から怒鳴るシーン。これにはどんな意味があったんだろう?見方は様々だけどキティは「あたしのことを悪く言ったら許さないよ!」って念を推すように何回も言ってた。キティは貧乏で困窮していた自分を、自分よりもお金を持っていて人を見下すような発言をする人(=世界で苦しむ子供たちと反対に裕福でお金が有り余る富豪)を愚かだ、敗者だと思ったんだろうか。よく分からないです(語彙力皆無)小さい部屋で泣いているキティを「あの子、ちっちゃい子供みたいなんだ」とトム言っていたから思い浮かんだことなんだけどね。考え方は十人十色。

前半終わってちんぷんかんぷんだったけど後半見終わってストンと何かが腑に落ちた気がした。あと休憩時間の時、隣の隣くらいに座っていた女性の方が「坂本くんが椅子から立った時さ、クララが立った!並の驚きだったよねって言ってて笑いこらえるの必死だった。ぶいふぁん感性豊かかよ〜!!!

今回の舞台でロマンスカーデビューを果たしました。帰りの電車間に合わなかったらどうしよう感。ビビリ感やばかったです。無事に千秋楽も終えて、キャストの皆さん本当にお疲れ様でした!!!またニックの酒場がやってる日には是非足を運びたいです。

キティとトムに幸せれ〜!!!!!(橋本淳くんのインスタで悶絶した民)

 

 

 

 

ではまた!

 

 

 

 

ちょこ